【高校部強化】受験コンパスコースへの誘導方法 ~後編~
株式会社Lacicu、営業の渡邊でございます。
前回の続きから書いていきたいと思います。
※前回の内容はこちら受験コンパスコースへの誘導方法 ~前編~でご確認ください。
年間計画表(サンプル)を見せましょう
大学受験への意識が高まり、モチベーションが上がり、演習の重要性を理解させた上で、受験に向けた学習計画、年間計画表を見せましょう。
この時点では生徒個別のカリキュラムを見せるのではなく、サンプルを見せてあげれば十分だと思います。
また、年間計画表もラミネート加工して、見せてあげましょう。
その際に、ターゲット高校の平均レベルの生徒が、例えばMARCH、関関同立レベルを目標にした場合のサンプルがあれば、より具体的に生徒もイメージできます。
1日にどれくらい勉強するプランなのか、自分でもやり切れるレベルなのか、と生徒は不安に思います。
プランの中身を生徒に説明した上で、「これはあくまでサンプルだから、君専用のカリキュラムを作成するよ。」とお伝えしましょう。
受験への意識があり、問題演習の重要性を理解できた生徒は、おそらくモチベーションがあがり、よりやる気になってくれると思います。
保護者にコースの申し込みをしてもらう
さて、生徒はやる気になりました。
最後に保護者の方にコース変更について申し込みをしてもらう必要がありますね。
受験コンパスを使ったコースには、「週間面談」が不可欠です。
受験コースが通常よりも高単価になる理由は、年間計画表とこの面談があるからこそです。
そこで、保護者の方に「授業料が上がった理由=面談が増えたから」という理由で納得してもらう必要がありますね。
しかし、説明する内容はほとんど変わりません。
受験における勉強時間の9割は自学自習なので、良い授業を受けることはもちろん大事だが、それ以外の時間の使い方がより重要になる。
その部分を受験コースの生徒は年間計画表として提示してもらえる。
ちなみに、良い授業を受けないと大学受験には受からない、と思っている保護者もいます。
その場合には、「お母さま、3分クッキングを見ているだけで料理ができるようになりますか?実際に料理をしないと上手になりませんよね。大学受験、受験勉強も同じです。」といった内容でご理解いただきましょう。
そして、「週間面談」を実施することで、生徒がちゃんと勉強をやっているか、進捗を管理し続けるということです。
これまであまり勉強をやってこなかった生徒、またそれを心配していた保護者にとって、毎週の面談は嬉しいはずです。
「〇〇君(さん)、自分で1週間、1日の計画を自分に厳しく計画的に立てられそうかな?お母さま、〇〇君(さん)はご自分で自主的に勉強を進められそうですか」といった質問をすれば、ほとんどの生徒、保護者は納得するでしょう。
(ほとんどの生徒ができていないので、塾に通っているはずですよね。笑)
料金表は堂々と
保護者の方が気にするであろう、料金表は最後に出しましょう。
そして、指導に自信があるように見せ、安心していただくためにも、堂々と「当たり前の金額」のように出してください。
ここで、申し訳なさそうに、もしくは高いですよね、といった感じで出すと逆効果です。
これまで話してきたことも踏まえて、「私にお任せください!」という気持ちでお伝えしましょう。
生徒との複数回の面談を通じて本人のやる気を引き出し、生徒本人にこのコースで頑張りたい、と言ってもらったら間違いありません。
ここで頑張りたい!と言った子供の背中を押したい、と思うのが親の心理のはず。
大手予備校の授業料の相場は年間100万円くらいです。
大学受験をする生徒保護者は、この金額も見ている可能性があります。
あとは先生方ご自身の指導、カリキュラムに自信を持って提案できるかどうか、だと思います。
受験コンパスで作った年間計画表は生徒の学力を間違いなく向上させます。
生徒に寄り添い、一緒に受験を戦っていくという気持ちで提案してください!
いかがでしたでしょうか。
少しは参考になりましたでしょうか。
大手の予備校の動きが例年より早く
先日の学びエイド様とのセミナーで某予備校の先生とお話をさせていただく機会がございました。
その先生のお話では、大手の予備校の動きが早くなっているとのことです。
私が指導していた頃、高校2年生の冬休みを機に受験生(高校3年生)レベルの勉強量を求めるようにしていました。
それが、今はもっと早くなり夏休み明けには“受験生化”しているというのです。
ということは、夏休みに予備校に体験授業などに申し込みをした生徒はおそらく入会への意識付けをされて、そのまま入会となってしまうかもしれません。。
貴塾の生徒が予備校に通ってしまわないためにも、夏休みには大学受験の話はしておく必要がありそうです。
是非、日々のコミュニケーション、面談を通じて、生徒をやる気にし、受験コースの申し込みを増やしてください。