HPからの問い合せを増やすには? ~SNS検索とは~
株式会社Lacicuの山田です。
前回は弊社新人の寺田にコラムを書いてもらいました。
先輩が負けていられませんので、補足内容を書いていこうと思います。
以前、WEB集客についてのコラムを3回に分けてお送りいたしました。
WEB集客初級編~そもそもSNSって何?~・・・こちら
WEB集客中級編~よいツイートとは?~・・・こちら
WEB集客上級編~Twitter便利アレコレ~・・・こちら
SNSは、うまく使えば集客の非常に強い武器になるのですが
ちゃんと運用できている人は少ないのが事実です。
以前は何をやらなければいけないのか?という内容を書きましたが、
そもそもなぜやらなければいけないのか?という内容をもう少し深堀してご説明します。
最近、検索によく使うサービスは何ですか?
日常で何か分からないことがあった時、どうやって情報を調べていますか?
多くの人は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索して情報を探すと思います。
「ググる」という言葉が存在するほど、このようなWeb検索は一般的なものになりました。
しかし、そんな当たり前の習慣も10代を中心とした若者の中では変わってきています。
検索=GoogleやYahoo!という常識が、今変わりつつあるのです。
・Google…33%
・Twitter…31%
・Instagram…24%
・Yahoo!…12%
何かを検索する際は、Twitterで検索する人がGoogleとほぼ同じ割合で存在するのです。
GoogleにHPを公開するだけでは、1/3の層しか取り込めないことになります。
逆に言えば、TwitterとInstagramを運用すれば、Google広告で高いお金を払って運用するよりも効果が高いのです。
検索や情報発信のスタイルはSNSごとに使い分ける
よくあるご相談で、
「TwitterとInstagramはどちらをやったほうがいいですか?」
というものがあります。
答えは、「両方です」
なぜかというと、SNSごとに特徴と使い分けポイントがあるからです。
・Twitter
→ニュース速報、ライブ情報、ゴシップ・トレンドなど
・Instagram
→髪型や洋服、ネイル、メイク、飲食店、観光地など
SNSといっても一括りではなく、欲しい情報ごとに検索するSNSを使い分けている若者が多いようです。
そもそもSNSにはそれぞれ集まりやすい情報に特徴や傾向があります。
情報発信をする側としても、SNSごとに方向性を分けて利用しているからです。SNSの種類別にどんな自分を表現したいかの調査では、以下のような結果が出ました。
・Instagram
→自分らしさや個性を表現する場。
「良い自分を表現したい」という意識を持った人が多い。
・Twitter
→本音を語るための場所。
「ちょっとした思いやつぶやき」「ネガティブ発言や愚痴」など等身大の自分を発信する内容が多い傾向。
学習塾の情報発信の場合、どちらに当てはまるかは個人の感覚で違ってきます。
投稿する内容は同じでも問題ないので、せっかく運用するのであれば、両方したほうがよいといえるでしょう。
検索ワードからハッシュタグへ
SNS検索では検索に「ハッシュタグ(#)」という機能を使います。これは、TwitterとInstagramどちらにも備わっている機能です。
これまでGoogleやYahoo!といった検索エンジンでは調べたい単語を入力していましたが、SNSでは探したいキーワードのハッシュタグで検索を行います。
・Instagramのハッシュタグ
自由につけられる。
30個までつけられる。
投稿者がつけたハッシュタグのみ検索対象となる。
絵文字は一部使用可能だが、スペース、特殊記号(「%」「$」「&」「・」など)は使えない。
・Twitterのハッシュタグ
自由につけられる。
280文字(※日本語〈全角の場合〉140文字)の文字数制限以内なら何個でもつけられる。
絵文字、スペース、特殊記号(「%」「$」「&」「・」など)は使えない。
あまり多くのハッシュタグをつけるとスパム扱いされる可能性があるので注意が必要。
写真が主のInstagramでは、通常だと情報を検索することが難しいのですが、ハッシュタグを行えば関連写真をカタログのように一覧することも可能です。
またハッシュタグによって、「情報発信者」と「探す人」が結びつけられるようになります。
学生が求めているのは広告より「リアルな本音」
なぜ学生はWeb検索よりもSNS検索を使うようになったのでしょうか。
それは「本音が知りたいから」です。
Web検索ではSEO対策された情報や広告が上位に表示されるため、純粋に本音が見られるという状況とは言い難いと思います。
それに対し、SNS上で情報を発信しているのは一般のユーザーが多いため、よりリアルな情報を手に入れられることができます。
より「リアル」な言葉で綴られた情報だからこそ、若者は信頼できる情報として受け取っているのです。
今まで「検索=Web検索」という思い込みがあったと思いますが、SNS検索の比率は年々増加しています。
学生の行動パターンを予測しながら、集客の戦略を考えていただくきっかけになれば幸いです。