オミクロン株蔓延!学習塾が今できる3つのこと 2月から本格化する大学・高校・中学受験に備えて

オミクロン株蔓延!学習塾が今できる3つのこと

2022年に入り、オミクロン株の蔓延がとどまることをしりません。
全国34の都道府県にまん延防止等重点措置が出され、臨時休校する学校も多い中、2月から本格化する大学・高校・中学受験にも備えて、学習塾としてできることをまとめています。

 新型コロナウイルスへの対応・対策を発信する

Photo by Philip Strong on Unsplash

 

多くの生徒・保護者、それに働いている講師も、いつ自分が濃厚接触者になるのか、また感染してしまうのか、常に考えています。
そのため、学習塾としての姿勢をしっかりと周囲に提示しましょう。LINEやComiruといったツールで生徒・保護者とのやり取りをしているようであれば、現状の学習塾内での状況・対策、今後、状況が変わった際にどう対応を取っていくのか、を明確に伝えて下さい。そうすることで、不安を抱いている生徒や保護者、講師も安心して通塾やオンラインでの授業の切り替えに対応することができます。

また、塾の内部にだけ情報を発信するのではなく、Webサイトを持っているようでしたら、ブログを活用して、新型コロナウイルスへの対応を発信していきましょう。

塾内に向けた発信でも、Webでの発信にしても、重要なことが具体的に対応策を明示することです。「濃厚接触者になった場合」「新型コロナウイルスになった場合」「まん延防止等重点措置が延長された場合」「通っている学校が臨時休校になった場合」など、考えられるケースそれぞれに対しての対応を考えていきましょう。
例えば、「学校が臨時休校になった場合」の対応として、オンラインの授業・自習室を開講します、というのも1つです。

また、合わせて受験情報の収集・発信を忘れないようにしてください。生徒としては、勉強を進めたい中で、入試日程や追試験の情報も合わせて追いかけなければならない状況、というのは気もそぞろです。
そのため、入試日程の変更や追試験の情報、濃厚接触者になった場合の受験方法に関してなど、なるべく多くの情報を生徒・保護者に提供することで、安心して勉強に向き合うことができます。
大学受験情報はこちら
高校受験・中学受験に関しては、地域によって大きく差が出ているので、各受験校のWebサイトを参照するのが最適です。

 オンライン授業・自習室を開講する

Photo by Christin Hume on Unsplash

 

学習塾に物理的に行く・来るというのは、目的ではなく手段です。
目的は生徒それぞれによって異なるかもしれませんが、勉強をするという点では、そう大差はないと思います。
そのため、オンライン授業・自習室で勉強することをご検討ください。
2年前から続く新型コロナウイルスとの生活なので、学習塾として、オンライン授業のメリットもデメリットもよくわかっているかと思いますが、今一度おさらいしてみましょう。

オンライン授業・自習室のメリット

時間を効率的に使える
生徒・講師双方にとってのメリットです。移動時間やスキマ時間など、物理的な移動が発生すると生まれる時間の消費を改善可能です。

安全・安心を確保できる
通塾せずに学習できるオンライン授業は、生徒の安全や安心にも繋がります。
オンライン授業であれば通塾しないため、ご家庭の方が送り迎えしなければならないこともありません。
「夜遅くなって帰りが心配……」「通塾中に事件や事故に巻き込まれたら」「忙しいから送迎が大変」といった様々な問題を解決することができます。

自分のペースで勉強を進められる

オンライン授業や自習室では、自分のペースで授業を進めることができます。一時停止や巻き戻しなど、質疑応答も自由にできます。そのため、分からないところは繰り返し視聴し、理解を深めていくことができます。これはライブ配信のオンライン授業では実現が難しいですが、オンデマンド授業なら可能です。

 オンライン授業・自習室のデメリット

①集中しづらい
学校や学習塾に行くことで、勉強をするという意識の切り替えができる生徒も多いはず。家では、テレビやYouTube、漫画やスマホなど勉強意識を阻害するものが近くにあるということがデメリットになりえます。

モチベーション維持が難しい
一緒に授業を受ける生徒の姿が見えなかったり、家で一人で勉強に向き合う必要があるため、モチベーションを維持することが難しくなりがちです。受験を控えている生徒ならいざ知らず、まだ自学をする習慣がついていない生徒にとっては、授業を受けている気分に

通信環境に左右される
通信環境や端末の環境によっては、画面が見づらかったり、滑らかな映像とはならなかったりするケースもあります。オンライン授業の前に、環境が十分かのチェックを忘れないようにしましょう。

目や耳が疲れやすい

小さなパソコンの画面をずっと眺めたり、イヤホン等で音声を聞き続けたりすることとなるため、目や耳が疲れやすくなります。画面の角度や位置によっては、首や肩がこってしまうことも考えられます。

 

オンラインでの学習には、メリットもデメリットもありますが、今回検討してほしいのがデメリットをいかに克服するか、です。
とりわけ、集中力が続かない・モチベーションの維持に関しては、塾講師の出番です。生徒によりますが、まずは3ヶ月先の目標を決めていきましょう。模試でもいいですし、内申点などでもいいと思います。なぜ、生徒自身が勉強をするのか、という部分を一緒に考えてあげることが、学習習慣を定着させる肝になります。
それを、1週間の学習計画に落とし込んだ上で、1日の計画を立ててあげましょう。
計画を立てるときに、生徒によっては上手くできないこともあるかもしれません。そこで、塾の先生として、無理のない範囲でどのように勉強をするのか、そのためにオンライン授業や自習室をどう活用するのか、という部分まで計画に落とし込んでみて下さい。
そして、立てた計画の進捗状況を確認、報告、相談する場としてオンライン授業や自習室を上手に活用することで、生徒の家での勉強意識を定着させていってください。

そして、オンラインでの生徒の様子を、保護者にしっかりと報告をしてあげることも重要です。
学習塾と家庭が一緒になって、子供の学習をサポートしていくことが、より重要になっていきます。

 できるだけ少人数で運営する

 

オンラインでの対応が難しい、パソコンや通信環境が整っていない生徒のために塾内での対面授業を行う必要がある場合には、できる限り教室内の人数が少なくなるよう運営を心がけてみてください。その際、公共交通機関を使用している生徒がいる場合、朝の通勤ラッシュに被らないようにするなどの配慮も必要です。また、先述の通り、教室に対するイメージを下げないように、電気の使用が目立つ夜間の授業を控えましょう。外から見て衛生管理を徹底していることが一目でわかるような校舎掲示を作るのも忘れずに行いましょう。

 

 Withコロナはまだまだ終焉を見せないからこそ

新型コロナウイルスによる影響は思ったより大きく、また長引くものになりそうです。

我々ラシクも、学習塾業界のためにできることをやっていこうと思います。
厳しい状況が続きますが、ともに頑張りましょう。

この記事を書いた人

Lacicu 編集部

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