【研究会レポート】第6回受験コンパス加盟校研究会@東京・大阪【1/27・2/3(日)】

毎回大好評の研究会第6弾!変化する時代で塾が生き残るための戦略とは?

Lacicu(ラシク)代表の服部です。2019年1月27日、2月3日に開催した第6回受験コンパス加盟校研究会@東京・大阪のレポートを掲載します!

最近の塾業界には、新しい大学入試制度への対応や他塾の映像授業への対抗策など課題が多くあります。今回の受験コンパス加盟校研究会では、これらの問題に対して上手く対応している経営者のみなさんをお呼びし、講演をしてもらいました!

ゲストの登壇者はこちらの先生方です。人間味あふれる山口博士先生からは「ルールが変わった」塾経営のあり方について、情熱的な教育者である柴山健太郎先生からは人材育成と塾の経営に関して講演をしていただきました!

~現在の塾経営者が直面している問題点~

今回の加盟校研究会は、服部が講演した午前の部と、ゲスト講師の方々の素晴らしい講演が聞ける午後の部に分けて行いました!私自身も、とても勉強になったことばかりです。さて、午前の部ではどのような講演が行われたのでしょうか?

午前の部:塾経営が面している問題と解決策の紹介

午前の部の内容は次の通りです!難しい内容ですが、簡単に紹介していきます。

①少子化による生徒の減少への対処法
②ICT技術による教育の同一化の中での差別化の方法
③価格競争にどう対応するか
④2019年度版受験コンパスの変更点など

① 少子化による生徒の減少への対処法

今このまま少子化が進むと、約10年間で中学生(3学年)の合計人数は12%減ることがわかっています。なので、このままのやり方だと生徒の人数も12%減ってしまうことになります。今回は、従来なら高校から予備校へ行ってしまった「高校部」の生徒も、受験コンパスをつかって自塾で指導ができるようになる方法を紹介しました。

② ICT技術による教育の同一化の中での差別化の方法

最近では、学校で映像教材を配るなど、なかなか差別化がしにくい状況になっています。しかし、いくら教材が統一化されつつあるといっても、生徒に志望校合格までの最短距離を教えてあげることはなかなかできません。面談に力を入れて生徒や親御さんを最短距離へ導いてあげるという方法が、これからの塾経営で重要になることを紹介しました。

③ 価格競争にどう対応するか

有名大学に合格者を出す大手の塾では、1ヵ月平均で約8万円の授業料をとります。その中で、月2万円で同じ有名大学へ合格にさせてあげるといわれても、なかなか信じてもらうことはできないという話をしました。塾経営には、付加価値をしっかりつけ、思い切って適正な価格設定にすることが大切です。値段を上げることで、実際に成功した事例を紹介しました。

④2019年度版受験コンパスの変更点など

また2019年度版受験コンパスの変更点などを紹介しました。2019年度版は今年度の新しい学校教材を組み込み、さらに2020年度の受験対策に向けて英検, TEAP, GTECなどの外部試験にも対応しました。そのほかにも、アプリの新機能についてや、塾経営者の要望に応えて新しい販促物(のぼり)をつくったので、その紹介をしました!のぼりは現在、絶賛注文受付中です!

以上が午前の部のまとめです!

受験コンパスについてお問い合わせをしたいという方がいらっしゃればこちらからどうぞ!続いて午後の部の内容を報告します!

 

~ルールが変わった塾経営~

・講演①:(株)ワイズコンサルティング 代表取締役 山口博士氏

ルールが変わった塾経営】

山口先生は、日本一の生徒が在籍する一斉指導型の塾に長く在籍し、大学院でMBA(経営学修士)取得後、独立して(株)ワイズコンサルティングを設立した先生です。講演では、かつての苦労話や、寝ずに勉強をしてMBAを取得した話など、山口先生の人間的魅力の根源にかかわる話も聞けました!

まずは、かつてと今の塾のルールの違いから、現代でどういう戦略をとるかというお話をいただきました。

「昔はよい授業をしていれば塾運営はうまくいった」
「講師集めもあまり苦労しなかった」
「チラシを配れば生徒が来た」

という山口先生の言葉に、うなずく方もたくさんいました。

しかし今はそうではありません。「授業に力を入れても、生徒が集まらない」「講師が応募してこない」という状態が出てきました。この状況に、われわれはどう対応すべきでしょうか?

【運営から経営へ】

いい授業をして単に塾を「運営」するだけでは新しいルールについていけないため、まずは競合する他塾や予備校などのライバルを知り、自塾に「なぜ価値があるのか」「どのような価値があるのか」「誰に比べて価値があるのか」「誰が価値を感じているのか」を問い直して、経営体制を見直すべきだということを山口先生は教えてくれました。さすが経営学修士を持ち、ご自身でも経営を成功させているために、説得力がありました。

山口先生は、ご自身の塾の生徒に関しても、深い知識をお持ちです。生徒のA子さんは○○君が好きで、部活は△△をしていて、現在生活で悩んでいるのは□□のことで・・・・・・ということを、20個以上も言えるそうです。生徒の幸せを願う教育者として真剣な面持ちと、経営者としての論理的な考えが大変勉強になりました!

 

~塾の経営者が幸せでなければ教育はできない~

・講演②:(株)Freewill トータルエデュケーション代表 柴山健太郎氏

塾の経営者が幸せでなければ教育はできない

柴山先生は前回の第5回受験コンパス加盟校研究会でも講演していただいた、素晴らしい先生です。「塾の経営者が幸せでなければ教育はできない」とは、今回の講演で柴山先生がおっしゃっていたことです。柴山先生には、特に①塾のコース設計、②生徒の指導法、③講師の育成について教えていただきました。

【① コース設計のポイントは、まずは成功者の真似をする!】

柴山先生もかなり独創的な方ですが、そんな柴山先生も、まずは思い切って成功している事例を真似てみるそうです。まずは真似てみて、だんだんとオリジナルのものにしていくという「守破離(しゅ・は・り)」という考え方を、柴山先生は大切にしているそうです。

受験コンパスも、まずは過去の成功例通りに活用し、思い切って高校部の単価を上げてみたところ、なんと高校部の単価が1人あたり4万5000円強になり、全体の平均の2万5000円より大幅に単価があがったそうです!

【② 生徒の指導法】

生徒の指導法も、まずは「受験コンパス」のパンフレットにのっていた通り行ったそうです。「受験コンパス」を使用してみて柴山先生が感じたことは、高校部の指導もしっかりできるようになったことで、ライバルが予備校になったことです。

そのため、予備校の料金に合わせた設計が可能となったそうです。今回は、そのほかにも生徒の成績アップのためのセルフマネジメント指導の方法など様々な経営のコツを教えていただきました!

【③ 講師の育成】

生徒指導の際には「自分で勉強することが大切だよ」「夢をもって努力することが重要だよ」という言葉を口にすることが多いと思います。そのため、まずはこれらのことを先生ができなくてはなりません。

柴山先生によると、講師の育成にはまず経営者が夢を語り、ポジティブで前向きなビジョンを見ていることが重要だそうです。というのも、社員にはだいたい環境変化型5%、環境改善型10%、環境順応型35%、環境逃避型45%、環境破壊型5%のタイプがおり、経営者のビジョンがこれらの人々を良くも悪くも引っ張っていくからだそうです。

経営者や塾長が明るい塾って魅力的ですよね!まずは塾の経営者がセルフマネジメントをできるようになって、生徒を応援できる塾って素敵だと思います!

山口先生、柴山先生、素晴らしい講演をありがとうございました!

 

【アンケートについて】
満足度100%の第6回加盟校研究会!~

下記、ご参加いただいた皆様のアンケートの一部です。なんと今回は、100名以上の参加にも関わらず100%の満足度でした!!皆様のお力添えもあり、成功させることができました。これからも皆様のお役に立てるよう努力していきます!

質問:今回の研究会に満足した理由を教えてください。

「東進衛星予備校、河合塾マナビスにも勝てるようになりました」

また、「受験コンパス」に満足している理由には、

という方がいらっしゃいました!「東進衛星予備校、河合塾、マナビスにも勝てるようになりました」という力強いメッセージ、大変ありがたく感じています。皆様の努力が実るよう、Lacicuも共に頑張っていけたらなと思います!

一方で、受験コンパスに関しては「使い方をもっと知りたい」という声が多くありました。みなさまにもっと使っていただけるよう、弊社もさらに努力してまいります!!

この記事を書いた人

Lacicu 編集部

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