【コロナ、こんなときだからこそ】そのPDCA、危ないですよ?
株式会社Lacicuの山田です。
最近かたっ苦しい真面目な記事ばかり書いているため、
今回は少しフランクな内容です!
コロナの影響で毎日が慌ただしく過ぎていきますね。
各塾では、この時期だからこそできることを考え、実行していると思います。
「PDCAを回す」という言葉は、さすがにビジネスの場であれば定着しましたね。
この言葉通り、毎日少しずつ何かを改善し続けていると、「対症療法」としては問題ないですが、問題の根底が解決しないことがままあります。
それどころか、PDCAを回していると別の問題が噴出する、という経験はないでしょうか?
今回は、改めてPDCAを回すとはどういうことか?というテーマを書いてみます。
いくらがんばっても結果が変わらない・・・
なんか年々忙しくなっていくんだけど・・・
という方は最後まで読んでみてください。
こんなPDCAはどう思いますか?
イメージがしやすいように、具体例で説明していきます。
例えば、入塾面談の際、
「今日の入塾面談はあまり反応が良くなかったな」
「よし、次回は資料をもっとわかりやすいものに作り直そう!」
次回、
「前よりも話は聞いてくれたけど、入塾にはならなかったな。
今度はパワポの勉強をしてもっと美しい資料を作ろう!」
さらに次回、
「資料は立派になったけど入塾にならなかったな。
今度はお礼の電話をして、その後のフォローを手厚くしよう!」
で、次回。
「なんでうまくいかないんだろう。
プレゼンのトレーニングを受けようかな。」
妙に具体的ですね。
若かりし時の僕です(笑)
このPDCAの回し方は何が良くないのでしょうか?
「足す」ありきのPDCAは危険
若かりし山田くんの何が悪かったか、
上記のPDCAを回し続けて入塾面談の成約率が上がったとしても、
どれが直接的な要因かわからないということです。
むしろ、「足す」PDCAを繰り返すうちにやることが膨大になっていく・・・
やることが一杯なのに、どれが「不要」なのかわからないので
結局、やらなくていい事をやり続けてしまう・・・
今では学習塾経営者の方と多くお話をさせていただいてますが、
忙しいのに結果に結びついていない方は、だいたいこのパターンの方が多いです。
言いつつ僕も未だにこのパターンにはまりがちです。
忙しくしている自分は、がんばっているはずだ!!
と自分に言い聞かせてるわけですね。
お恥ずかしい!!(笑)
PDCAは「減産」もしくは「代替」で
PDCAは「減産」もしくは「代替」で回していったほうが、結果的に生産性が上がります。
例えば、
入塾率が悪い場合、
「この説明っている?」
「他にもアプローチする方法があるのでは?」
「教室の見栄えが悪いのでは?」
といった感じです。
山田くんはどういう改善をしたかというと、
入塾面談資料→省略(時間割と料金のみ)
お礼電話→しない
プレゼン→できるだけしない
こちらが説明する時間をできるだけ少なくし、
保護者の情報をできるだけ多く引き出すことに注力した結果
入塾率を上げることができました。
結局、
上記で省いたものの中には、入塾率を劇的に伸ばすアクションが
含まれていなかったのです。
あなたのPDCAは大丈夫ですか?
最も良くないのは何も改善しないことなのは言うまでもありませんが、
学習塾の先生方は真面目な方が多く、「加算」のPDCAで猛進している方が多いと感じます。
「加算」のPDCAが悪いわけではありませんが、あくまでも
「減産」と「代替」の打ち手が無くなったときに模索するものです。
コロナの影響で新たな取り組みをしている学習塾も多いと思いますが、
その分何かを減らしていますか?
「加算」ばっかりしちゃってませんか?
ちなみに、若かりし僕は全く異業界の先輩に相談してこのことに気づきました。
自分自身ではPDCAの中身までなかなか気が回らないものです。
もし心当たりがある方は、そーっとご相談ください(笑)