大学無償化法で大学進学率が大幅上昇!

株式会社ラシクの服部です。

みなさん2019年5月10日に成立しました「大学等における就学の支援に関する法律(通称:大学無償化法)」をご存知ですか?

大学だけでなく、短大や専門学校も対象ですが、低所得者層の学生が学費減免と給付型奨学金(返済不要)を受給できる制度です。

対象は、年収380万円以下の家庭が対象です。

参照:文部科学省 高等教育の無償化について

世帯年収が270万円以上300万円未満だと授業料・入学金の減免額ならびに奨学金給付額が住民税非課税世帯の2/3、300万円以上380万円未満だと同じく1/3の金額となります。

大学進学者が激増する可能性

文部科学省の資料より

年収400万円以下の家庭では、就職と4年生大学に進学する割合が30%とほぼ同じです。

ただ、上記の大学無償化法により進学に進む家庭は、大幅に増えることが予想されます。

大学進学率が上昇傾向に

前回のコラム、統計データで見た学習塾の未来にも書きましたが、大学進学率は2018年で57.9%と過去最高の大学進学率となってます。

大学無償化法で、大学進学率が増えていくことは間違いありません。

難関大学への進学が困難に

少子化になっているものの大学進学率が、ここまで上昇すると受験は難しくなっていきます。

また、低所得者の支援でスタートしましたが中間層に対しての支援に比べて不公平感が出てきます。そのため中間層への給付まで、拡大していく可能性が出てきます。

いつから申し込みできるの?

支給は、2020年から始まります。対象となる大学は、2019年夏ごろ発表と言われています。

対象となる家庭は、もう準備をしていく必要があります。

大学受験市場は、アツい!

何度も、コラムを書いていますが高大接続改革を含め本当に、大学受験市場は動いています。

学習塾の市場に、この流れがくるのはもう目の前です。

高校部をしっかり準備して、大きな流れに合わせて学習塾設計をしていきましょう。

 

この記事を書いた人

Lacicu 編集部

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