夏に進める高校2年生の指導
いよいよゴールデンウィークまで数週間となりました。
受験生にとっては最も勉強ができる夏休みも目前です。
学校の補習、塾での授業、また自学自習、それぞれ最大の効果が出る夏になるといいですね。
高校3年生が重要なのは言わずもがな、ではありますが、
実は高校2年生にとっても非常に重要です。
夏のタイミングで2年生の指導を進めておくと、来年の受験も有利に進めることができます。
今回は夏に進める高校2年生の指導、という内容で書いていきたいと思います。
高校2年生の夏は志望校を考えるタイミング
高2の夏の目標は、志望校を決めること。
具体的な大学名が決まらないとしても、「志望校レベル」と「受験科目」を決めたいところです。
これが決まってしまえば、目標に向けて学習計画を立てることが可能だからです。
ですが、何もしなければレベルも科目も決めることはできません。
そのために、
・夏期講習前、夏期講習中の面談や声かけで、大学について色々と話をしてみる
・将来のこと、来年(3年生の1年間)について考えさせる
・最低でも1校、大学オープンキャンパスに参加させる
※今年はWEBオープンキャンパスになりそうですが。。
といった仕掛けをしていきましょう。
実際に決まるのは秋くらい?
生徒にとって受験はまだ先です。
重要なことは、大学や将来のことを”意識”させることです。
何も考えずに時間を過ごすよりも意識は大学や進学に向くはず。
また勉強への気持ちも少しずつ変わるはずです。
この少しずつでも変わる、ということが非常に重要です。
少しでも気持ちが向いていれば、触れる情報(共通テストのこと、予備校のCM、塾のチラシ)に興味を持ちます。
「やっぱりそろそろ受験のこと考えた方がいいのかな…。」
実際、大手予備校は夏あたりから高2生向けの集客を開始してきます。
その際に、自塾が選択肢に入っていないとそちらに取られてしまうでしょう。
高2生の11月模試から科目選択が増えます
なぜ、夏からこのような動きをする必要があるのか。
実は高2の11月の模試から理科と地歴公民の科目が増えます。
この時に受験科目を決めておくことで、受験への意識をさらに高めさせることができます。
模試への意識が高ければ、”なんとなく”書いた志望校も合否判定に対して感情が芽生えます。
少しでも悔しい気持ち、もっと勉強しないとまずい、という気持ちがでれば、
各塾の受験対策コースに興味を持ってもらいやすくなります。
その上で自塾の受験対策コースの話をしてみましょう。
いきなり志望校を決める、受験コースに誘導することはなかなか難しいです。
冬の時点で「受験生」になってもらうために、夏から色々と仕掛けていく必要があります。
ガイダンスのススメ
秋から冬にかけて、「入試ガイダンス」などを開催するとより効果的です。
特に今年の2年生は「共通テスト」への不安が非常に強いはずです。
保護者の方も呼んでガイダンスを実施すれば、多くの方が興味を持ちます。
そのなかで、自塾でできる指導をアピールできれば早期に来年度の受験生を確保する可能性は高まります。
自塾で話せるネタがない、資料を作る時間がない、、
こういったお声もあると思いますが、Lacicuでは講演代行も行っております。
高2生の「受験生化」にご興味がある方、講演代行をご希望の方は是非お問い合わせください。