【大学受験】直前期の今やるべき対策とは?
ついに大学入試直前シーズンになりましたね。
受験生以外にとっては毎年同じ冬ですが、受験生にとっては人生の大一番。結果はどうなるにしろ、本番が終わった後「もっとやっておけば良かった…」と後悔しないように、今の時期を全力で過ごしましょう!
ここでは、受験直前シーズンの今だからこそやるべきこと、また逆にやらない方がいいこととは一体何なのか?をお話したいと思います。
①一日ごとの勉強計画を立てる
本番までの時間は限られています。そして残念ながら、その時間は沢山は残っていません。一日一日を大事に効率的に使いましょう。
勉強にあてられる時間があとどれだけ自分にあるのかを計算して、やるべき課題を日割りにしましょう。
✓日本史の問題集を10ページ進める
✓前日の間違いを復習する
✓前日暗記したものを確認する
というように、やるべきことを見える化してみると、焦りが減って目の前の問題に取り組めます。
また、一週間の計画を立てた際には、日曜日は予備日にしておくと良いかもしれません。
実際の勉強はどうしても予定からズレるもの。完璧に計画通りにやらなきゃ、と無理をする必要はありません。ズレた分は空いた日曜に持ち越して、そこで調整するようにしましょう。
②朝型にシフトする
受験勉強をしていると、なぜか夜のほうが気分が乗ったり集中できたり……寝る時間がどんどん遅くなりがちです。
しかし入試は朝から行われます。大学の場所によっては早朝に家を出なければいけないこともあるでしょう。寝坊しないためにも、そして朝にきちんと力を発揮できるように、今のうちに生活リズムを戻しておきましょう。
加えて、直前シーズンだからこそ、普段より意識的に睡眠を取るようにしましょう。
睡眠不足では頭は働きません。集中力も下がり、勉強の効率もパフォーマンスも落ちてしまいます。
人間は眠ることで記憶が整理され、定着します。勉強したことをしっかり自分のものにするためにも、寝ることも勉強の一つだと思って、きちんと睡眠を取るようにしましょう。
③スキマ時間をフル活用
暗記系はこの時期でも目に見えて伸び、必ず自分の力になります。私も直前期に覚えた英単語に、本番で何度救われたか分かりません。
しかし直前期の貴重な時間を、暗記に沢山使ってしまうのは少し勿体ないですよね。
そこで、暗記は生活の合間合間に生まれるスキマ時間で頭に叩き込んでしまいましょう。
具体的に言えば、通学中やホームで電車を待っている時間、歯磨きをしてる最中、筋トレをしながら、など。立っていたり動いていたりすると、脳が活性化し記憶も定着しやすくなります。
また、夜寝る前スマホをいじる代わりに単語帳を読む、起き抜けで勉強のやる気が起きない時は昨日の暗記の確認から始めるなど、生活の中に沢山ある小さな時間をフル活用しましょう。
④新しいものに手を出さない
直前期は「こんなレベルのものをやっていて大丈夫だろうか?」と焦ってしまい、つい新しい参考書や問題集に手が伸びがちです。
その結果、間違いや分からない問題の多さに自信を喪失してしまう…ということが少なくありません。
問題を解くということは絶対に復習とセットです。復習をきっちりとすることで初めて定着し、自分の力になります。あなたが今使い古している問題集だって、最初は分からない箇所だらけだったと思います。何度も解き直し、自分の力になったからこそ易しい問題に感じるのです。
新しい参考書を、これから解いて同じだけ復習する時間はありますか?他の科目もある中で、その本にどれだけの時間を割けますか?
絶対ダメ!ではありませんが、この時期に全く新しいテキストにまで手を広げるのは危険です。定着させることもできず、ただ自信と時間を削られてしまった…‥という事態にもなりかねません。
長く使ってきたテキストの、今まで解き間違えたり分からなかったりした部分を徹底的に復習し、苦手な範囲を少しでも潰していくことが、最後のひと伸びに繋がると思います。
さいごに
受験勉強生活も残りわずか。どんな受験生にも時間は等しく過ぎていきます。自分とこれまでの努力を信じて、最後まで気を抜かず走り抜けましょう!
また、保護者の皆さまにおかれましては、この時期は過度な口出しを避けるようにお願いします。お子さんを信じてどっしり構えていましょう。ただ、「ちゃんと眠れている?」「無理をしすぎてない?」などのコンディションの確認は、ぜひ親御さんが注意深く見守り、声掛けをしてあげてください。
これまで長い時間受験生の伴走をしてきた塾の先生方も、今は色々と落ち着かない時期だろうと思います。
もし生徒の皆さんが「焦ってしまって逆に勉強が手につかない…」と悩んでいたら、ぜひ「一日ごとの細かな計画を立ててみたら?」「気分転換に体を動かしながら暗記をしてみたら?」とおすすめしてあげてください!