映像授業の新スタンダード!YouTubeの授業動画ってどうなの?
皆さんは普段YouTubeで動画をご覧になりますでしょうか。
筆者(26歳)は高校生時代から頻繁に見ていましたが、当時はYouTubeを使って勉強している学生は見たことはなく、映像授業を見るには大手予備校にいかなければなりませんでした。
ただ、今はYouTubeの動画を見て勉強することが、新しいスタンダードになりつつあります。
本コラムでは
「YouTubeで勉強ってどうなの?」
「YouTubeの授業動画っていいものなの?」
「どんな特徴があるの?」
などの疑問を解消していきます。
「YouTubeで勉強」の実情
そもそも今の子どもたちは、どのくらいYouTubeで勉強しているのでしょうか。
以下は、スタディプラス株式会社が実施したスマホ学習に関する調査の結果です。
前提として、現在スマホを勉強に活用する生徒は、中学生・高校生ともに9割を超えています。
そして、「スマホで勉強するときに使うサービスは何か?」という問いに対しては、「スタディサプリ」や「スタディプラス」などを押さえて「YouTube」と回答した人の割合が一番大きくなっています。
また、塾・習い事情報サイト テラコヤプラス(by Ameba)が保護者500人に対して行った「YouTubeで勉強することについて」の意識調査では、
約8割の保護者がYouTubeでの勉強を好意的に捉えており、否定的な回答は全体の0.6%となった結果もあります。
YouTubeが今後の学習ツールのスタンダードになっていくことは、どうやら間違いなさそうです。
なぜYouTubeの授業動画は良質なものが多いのか
前述の通り、今や世間的に支持されているYouTubeの授業動画。
その理由として、もちろん無料ということもひとつですが、何よりも
「生徒が自分で勉強したくなるつくりになっていること」
「授業および動画のクオリティが高いこと」
が大きいです。
では、なぜYouTubeの授業動画には良質なものが多いのでしょうか。
それは、YouTubeというプラットフォームの性質にあります。
教育系に限った話ではないですが、YouTube上では、常に視聴者の取り合いが起こっています。
各YouTuberが自分の動画を見てもらうために、
「どうしたらもっとわかりやすい授業ができるか」
「どうしたら生徒が意欲的に勉強してくれるような動画になるか」
を考えながら、日々動画制作に励んでいます。
結論として、人気のあるYouTuberの授業動画はとてもわかりやすいのです。
YouTube授業の特徴
それでは、YouTubeの授業動画にはどのような特徴があるのでしょうか。
従来の映像授業サービスと比べて特徴的なポイントを3つご紹介します。
1.無料で利用できる
これは一番の特徴と言えるのではないでしょうか。
ひと昔前は予備校に通わないと見れなかった映像授業が、今はYouTubeで無制限に見ることが可能です。
学習塾としては、
「高い初期費用・ランニングコストを払ってまで映像授業を導入する必要はあるのか?」
「月謝をもらってまで、生徒に映像授業を見せることに価値はあるのか?」
という問いについて考えていかなければなりません。
2.動画の本数が多い
YouTubeは動画の本数が圧倒的に多いです。
勉強系だけを見ても、およそ10万~20万本はYouTubeに動画がアップロードされており、小・中・高の全科目全単元をYouTubeで勉強することも可能です。
ただし、動画が多いことは、いいことばかりではありません。
生徒にとっては、動画の数が多すぎて選びにくいことはストレスになりますし、当然勉強には関係ないエンタメ系の動画もアップロードされているので、誘惑も多いです。
YouTubeの授業動画を活用する場合は、学習塾で動画の取捨選択をしてあげることが非常に重要になってきます。
3.講師(YouTuber)を選べる
上記のように、YouTubeには数多の授業動画がアップされているため、生徒の好みに合った講師を選択できます。
例えば、数学一つをとっても、
・丁寧に板書しながら授業してくれる講師
・ポイントだけをまとめて解説してくれる講師
・編集技術を駆使してわかりやすく図解してくれる講師
など様々です。
自分の目的や好みに合わせた講師で勉強できることは、従来の映像授業サービスとは違ったYouTubeの授業の強みです。
最後に
YouTubeで授業動画が見放題となった今、学習塾において映像授業で料金をとることは確実に難しくなっていきます。
今後は「映像授業が見れること」ではなく、「無料の映像授業を上手に活用すること」で学習塾の価値を創造していかなければなりません。
弊社では、YouTube授業動画のキュレーションアプリ「Liew」をご提供しております。
「自塾でYouTubeを活用したい」と思った方は、下記フォームよりLiewの資料をダウンロードしてみてください。