【コロナ対策:学習塾】休校中に生徒ができること、できないこと
皆さん、こんにちは。
Lacicuの渡邊でございます。
新型コロナウィルスの影響で、4月8日から7都府県で緊急事態宣言が出され、多くの学校が休校の状況になっています。
この状況で学習塾として、何ができるでしょうか。
またそれは生徒にとってできることでなければいけません。
生徒は自宅で何ができて、何はできないでしょうか。
英語はどんどん進めていける
入試で使わない生徒がほとんどいない英語をこの時期にレベルアップできれば非常に優位になります。
大学入試英語の範囲は、中学校で学習する内容で7~8割程度構成されていると言われています。
問題を解く、合格点を稼ぐ、という意味ではなく、英語の文章を読むには、中学英語をしっかりと理解していることが前提になります。
英語が苦手な生徒には、この機会に復習させてもよさそうです。
高校内容の英語についても、自分でできる単元は多くあります。
英語を解く上で必要な、
・単語熟語
・文法
・解釈
・長文
・英作文
・リスニング
英語が苦手な生徒でも「単語熟語」「文法」については、参考書などの勉強で理解することはできるのではないでしょうか。
また英語を自分である程度勉強できる生徒は、「解釈」「長文」も可能です。
英作文やリスニングを自分でできる生徒もいますが、こちらの内容は先生からある程度の指導をしてもらいて、進めた方がより効率的です。
優先的にやるべき内容ではなさそうです。
休校期間中に、「単語熟語」「文法」を身につけることができれば、
「解釈」や「長文」にスムーズに入ることができるので、是非進めさせたいですね。
授業を受けられない状況において、英語は自分で進めやすい科目と言えるかもしれません。
国語や社会も既習内容が多い
現代文の「語句」「漢字」などはまさに休校期間で勉強しておけば強みになる単元ですよね。
ですが、記述問題などは、先生の添削も必要なので、休校明けに進めたいですね。
古文の「単語」「文法」などは英語と同様に、復習がしやすい単元かもしれません。
苦手な生徒向けの参考書も多くありますし、わかりやすく解説している動画もあります。
文系学部を志望する生徒には、早くやってほしいですね!
地歴公民は、範囲が既習か未習かで大きく異なります。
既習範囲であれば、ノートをまとめて流れを復習したり、語句を覚えたり、と復習が可能です。
ですが、未習単元を自分で進めていくのはけっこうしんどい勉強になります。
すでに習った内容の復習をして、休校明けに備えさせましょう。
悩みどころの理系科目。
問題は理系科目です。
社会同様に未習範囲を進めていくのは正直しんどい勉強になると思います。
なので、基本的には前の学年で学習した内容の復習が一番適していると思います。
ですが、理系科目ならではの問題点もあります。
・問題点1:自分で進めるのも難しい
数学や理科が苦手な生徒は、復習と言えど自分で進めるのは難しいです。
苦手になった単元まで戻る必要がありますが、生徒一人でやるのは難しいはずです。
塾の先生から復習ポイントを聞き、生徒のレベルに合わせたテキストをお伝えできればいいのですが。。
・問題点2:受験に間に合わない
仮に休校期間がさらに延長されると、入試までに範囲が終わらない可能性があります。
学校によっては、数学Ⅲや物理などは、ギリギリで範囲が終わる予定のところがあります。
そういった学校の生徒たちは、学校進度を待っていると、先へ進むことができません。
大学受験を考えたときに、学校再開を待たずに自学で未習単元を進める必要が出ると思います。
その場合には、映像授業や塾の先生のオンライン指導などを行って、先取りをしていくしかないでしょう。
まとめ
科目や単元によっては、この状況でも生徒自ら勉強を進めることができます。
重要なことはこの科目や単元、テキストの選択を生徒に任せるのではなく、先生が行うことです。
また、ただ進めさせるだけでなく、進捗を確認してあげることも非常に重要です。
1人で進めていくのはどうしても不安ですし、もしかすると間違ったやり方をしているかもしれません。
先生がモチベーションや勉強の仕方をコントロールしていただき、
生徒が自宅でもしっかりと勉強できるようにフォローしてあげてください。
Lacicuとしても全力でサポートして参ります。
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