その映像授業、必要ですか?~導入前のチェックポイント~

株式会社Lacicuの山田です。

学校ではGIGAスクール構想が叫ばれ、学習塾業界でもDXが叫ばれ・・・
デジタルツールを何か導入しなければ!と考えている人も多いのではないでしょうか?
すでに様々なツールを導入している人もいると思います。

特に映像授業に関しては、正直似たような商材が多い(差別化ができない)上に、既存の学習塾の運営形態を見直さないといけないためしっかりと考えた上で意思決定をすべきです。

そこで、映像授業を導入する前に考えなければならない項目をチェックポイントとしてまとめました。
すでに映像授業を導入した方も、効果的に使えているかどうかをチェックしてみてください

 

映像授業導入6つのチェックポイント

1.☑利用料を回収できるような設計ができている
2.☑どのタイミングで映像授業を使うのかを決めている
3.☑映像授業を見た後の管理として何をするのか決めている
4.☑管理・分析の時間を捻出できる
5.☑映像授業を導入することで解決できることがある
6.☑映像授業にお金を払う明確な根拠がある

この順番も重要です。
詳しく解説していきましょう。

 

1.利用料を回収できるような設計ができている

多くの映像授業は、月額の利用料かID数によっての課金が多いでしょう。
なかにはFC契約しないといけないものもありますが、それはいったん除外します。

さて、生徒のためになるからと言って利益を削って導入しようとしていませんか?
せめて利用料を回収できるような料金設計にしていないと、長続きせずに結局すぐにやめてしまうことになります。

値上げをする、新たなコースをつくる、などの工夫をし、なるべく利用分はいただくような設計をしましょう。

 

2.どのタイミングで映像授業を使うのかを決めている

導入すれば生徒が喜んで使ってくれるだろう、と思って導入したら生徒は全然利用しない・・・
という話は本当によく聞く話です。

生徒のまわりでは、映像授業があふれかえっています。
塾に行ってまで映像授業を見たくない、というのが生徒と保護者の本音です。

映像授業が効果的であることは間違いないので、いつ、どのようなタイミングで、何のために利用するのかを伝えられるようにしましょう。
予習で使うのか、復習で見て欲しいのか、こちらも具体的な設計が必要です。

 

3.映像授業を見た後の管理として何をするのか決めている

映像授業を効果的に活用する方法は、管理することです。
いつ見ているのか、頻度はどれぐらい見ているか、期限までに見ているか、どこを繰り返しみているか・・・
データを分析することによって、生徒への個別対応が可能になります。

 

学習塾が映像授業を導入する利点は、データが収集できる点にあります。
授業を映像に変えて、楽をすることではありません。

 

4.管理・分析の時間を捻出できる

前述したとおり、映像授業を導入する利点は、生徒個々人のデータを収集できることです。
そのデータを分析する時間をとらないと、意味がないことになります。

 

付加価値をつけるための時間をどう捻出するかを考えておく必要があります。

 

5.映像授業を導入することで解決できることがある

映像授業を導入することで、何を解決したいのでしょうか?

 

生徒・保護者が求めているのはリアルな授業。
管理や分析に時間がかかる。

このような状態の中、何を解決するために導入するのでしょうか?
一度コース設計等までした後に、再度振り返って考えてみてください。

 

6.映像授業にお金を払う明確な根拠がある

最後に考えることとして、お金を払う必要があるか?です。

Youtubeには無料で活用できるクオリティの高い動画があふれています。
数研出版などの教材会社が、解説動画を提供しています。(有料のものもありますが、500円ぐらい)
学校や生徒自身でスタディサプリを契約していたりもします。

映像授業を導入する、または契約し続けてお金を払い続ける必要はあるのでしょうか?

 

さいごに

せっかくお金を払って契約をしたにもかかわらず、あまり使わずに費用を無駄にするのは非常にもったいないです。
事前考えるためにも、上記の項目を一度考えてみてはいかがでしょうか。

特に最後のお金を払う必要があるか?という点に関しては、現在非常に変化の過渡期にあると感じています。

動画を投稿することのコストが下がり続けており、動画配信はますます増えていくことでしょう。
わざわざ塾で動画を見たいと思う生徒や保護者はどれぐらいいるのでしょうか?

これからはすでに無料の動画をうまく活用したり、
自分で撮影したりつくった動画を配信したりすることのほうが重要です。

そのような思いで開発したLacicuの動画配信アプリ「Liew」も、一度検討してみてください。

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この記事を書いた人

Lacicu 編集部

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