あらためて意識したい勉強の質をアップさせるための食生活
こんにちは、株式会社Lacicuの松永です。
全国の緊急事態宣言が解除され、少しずつ対面授業や自習室の解放を再開する塾も多いと思います。
もしかしたら今回の自粛期間で、自宅にいる時間が増えたせいで食事のバランスが悪くなってしまったという生徒さんがいらっしゃるかもしれません。
朝昼晩の食事で摂取する栄養素は、勉強中の集中力を左右します。
そこで今回は、あらためて意識したい勉強の質をアップさせてくれる栄養素や食品を紹介。
生徒さんだけでなく、塾の先生方も仕事の効率を上げるためにぜひチェックしてみてくださいね。
ブドウ糖
はじめに、意識的に摂取したい栄養素が「ブドウ糖」です。
ブドウ糖とは、果実やはちみつに含まれる糖の一種。
脳に栄養素を送ってくれる効果があるので、集中力アップや疲労回復の効果があります。
脳はエネルギーの消費が大きいので、定期的にブドウ糖を摂取しないと、集中力が低下したり、イライラしたりしてしまいがちです。
そのため、1日を通じてブドウ糖が不足しないようにすることが、勉強の質アップにつながります。
ブドウ糖が含まれる食品の一例は、こちら。
・白米
・パン
・ぶどう
・バナナ
・ラムネ
・はちみつ
睡眠中もエネルギーを消費しているので、午前中しっかり集中して勉強するためにも、まずは朝食でごはんやパンをしっかり食べたいところ。
そして実は、お菓子のラムネにもブドウ糖が含まれています。小休憩の際に、手軽にブドウ糖を摂取できるのでおすすめです。
ビタミンB1
摂取した糖質をしっかりとエネルギーとして活動させるためには、「ビタミンB1」の摂取も重要です。
ビタミンB1が不足すると、摂取した糖質がしっかりと機能しにくくなってしまいます。また、疲労回復の効果があるので、ぜひ摂取しておきたい栄養素です。
こちらの食品に、ビタミンB1が含まれています。
・玄米
・雑穀
・豚肉
・うなぎ
・大豆
オメガ3脂肪酸
脳の大半は脂肪でできているので、質のいい脂肪摂取も大切です。
オメガ3脂肪酸に含まれる「DHA」や「EPA」などの栄養素は、集中力や記憶力の維持に大きく貢献しています。
また、勉強の質だけでなく、精神面が安定してくれる効果があるのも特徴のひとつ。実際にうつ病症状がある方に、オメガ3脂肪酸を積極的に摂取してもらったところ、快方につながった実験例も報告されています。
受験勉強の不安に負けず、勉強に集中するためにも、意識的に摂取するよう心掛けてみましょう。
オメガ3脂肪酸が含まれる食品は、こちら。
・いわし
・マグロ
・ナッツ
・エゴマ油
鉄分
集中力を持続させるには、鉄分の摂取も大切です。
鉄は、体内に適切に酵素を運ぶための役割を担っています。そのため鉄分不足になると、集中力が低下するだけでなく、貧血や強い倦怠感に襲われてしまうおそれがあるので、注意が必要です。
また鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。
魚や肉に多く含まれるヘム鉄は体内への吸収率が高く、乳製品や植物性の食品に含まれる非ヘム鉄は吸収率が低いです。
吸収率が低い非ヘム鉄は、タンパク質やビタミンCと一緒に摂取すると、吸収率がアップしてくれます。
吸収率の良いヘム鉄ばかり摂取するのではなく、バランスよく摂取していくことが大切です。
ヘム鉄と非ヘム鉄の食品は、こちら。
【ヘム鉄の食品】
・レバー
・カツオ
・マグロ
・あさり
【非ヘム鉄の食品】
・ひじき
・ほうれん草
・小松菜
・納豆
まとめ
緊急事態宣言が解除され、少しずつ塾や学校で通常授業が再開されますが、まだまだ油断ができない状況です。
免疫力を高めながら、先生方も生徒さんも授業に集中するために、ぜひ今回紹介した栄養素や食品の摂取を意識してみてくださいね。