学習塾でオンライン指導ツールを探している方に!
こんにちは。
株式会社Lacicuの寺田です。
緊急事態宣言が出された地域では、学習塾に対しての休業が要請され、
本格的にオンラインでの授業や自習管理を考え始めた先生方も多いのではないでしょうか。
そこで、弊社のコラムでもたびたび取り上げておりますが、
学習塾向けのオンライン指導ツールをまとめました。
ひとまとめにオンライン指導ツールといっても、それぞれ一長一短ありますので、
各学習塾のスタイルに合ったツールを見つけていただければと思います。
学習塾向けWeb会議ツール徹底比較!
今回は、
・Zoom(無料版)
・Zoom Pro
・Whereby
・ハングアウト
・Skype
についてまとめました。
導入しやすさ、音質・画質、接続可能数、通話可能時間を5段階で評価しているので、参考にしていただければと思います。
それでは1つずつ確認していきましょう。
○Zoom(無料版)
導入しやすさ:★★★★★
音質・画質 :★★★★★
接続可能数 :★★★★★
通話可能時間:★★
課金の有無 :有
こんな人におすすめ:オンラインでの生徒面談など、1:1の生徒を対象に利用される方。
無料のツールを探している方。
1つ目にご紹介するのは「Zoom(無料版)」です。
高音質・高画質でのWeb会議が可能なシステムで、名前だけでも聞いたことはあるという方は多いのではないでしょうか。
登録が必要なのはホストのみで、参加者はURLから簡単に参加することができます。
また、1:1であれば時間は無制限なので、受験コンパスをご導入いただいている学習塾様は、
Zoomを使って週に1度の面談の実施が可能です。
ただし、3人以上での通話は40分の時間制限がついていますので、集団授業や自習室管理などには不向きです。
アメリカの高校の授業では第3者が乱入してきたり、エンドツーエンドでの暗号化がされていないなど、
セキュリティ面での問題が指摘されています。
現在、Zoomは新機能の開発を一時停止し、セキュリティの確保とプライバシー保護に力を注いでいるため、以前ほど危険性はないと思いますが、注意していきましょう。
○Zoom Pro
導入しやすさ:★★★★★
音質・画質 :★★★★★
接続可能数 :★★★★★
通話可能時間:★★★★★
課金の有無 :有
こんな人におすすめ:オンラインでの集団授業や自習室など、大人数の生徒を対象に利用される方
2つ目にご紹介するのは「Zoom Pro」です。
月額2000円で使用することが可能です。
基本的な使用方法は無料版と同じですが、最大のネックだった3人以上の通話での時間制限がなくなります。
最大100人まで接続が可能なので、集団授業やオンライン自習室など、大人数の生徒が参加する場合などに向いています。
また、会議の様子を録画して、クラウドに保存することができ、URLから簡単に視聴できるため、後日URLを送付することで、参加できなかった生徒でもしっかりと授業内容を確認することができます。
他のツールよりコストはかかりますし、前述のようなセキュリティ面の不安も残りますが、
クオリティと対応可能範囲の広さは1番です。
○Whereby
導入しやすさ:★★★★★
音質・画質 :★★★★★
接続可能数 :★★
通話可能時間:★★★★★
課金の有無 :無
こんな人におすすめ:オンラインでの個別指導や生徒面談など、少人数(4人まで)の生徒を対象に利用される方。
無料のツールを探している方。
3つ目にご紹介するのは「Whereby」です。
こちらは無料版でも高音質・高画質でWeb会議を行えます。
また、メールアカウントで簡単に登録でき、URLを送ることで簡単に会議に招待できます。
1ホストにつき4人まで参加できるので、講師ごとにアカウントを作成すれば1:2や1:3の個別指導を行うことが可能です。
また、週に1回、1:1で生徒面談を行うためであれば、Wherebyで十分対応可能かと思います。
自分の画面を共有でき、年間計画表を見せながら面談することもできるので、受験コンパスとの相性もいいですね。
○ハングアウト
導入しやすさ:★★★★
音質・画質 :★★★
接続可能数 :★★★★
通話可能時間:★★★★★
課金の有無 :無
こんな人におすすめ:オンラインでの集団授業や自習室など、中人数の生徒を対象に利用される方。
無料のツールを探している方。
4つ目に紹介するのは、Google社が提供している「ハングアウト」です。
こちらの最大の特徴は、Googleカレンダーと連携している点です。
ハングアウトでは会議に参加する際、Googleカレンダーに組まれたイベントから参加できます。
そのため、生徒も何曜日のどの時間に授業があるのかを簡単に把握できます。
また、ホスト(教師)はイベントを組む際に、参加者として生徒に招待状メールを送信することもでき、そのURLから会議に参加することもできます。
最大接続可能数も25人と申し分ないです。
ただし、会議に参加するには、生徒一人ひとりがGoogleアカウントを所持している必要があるため、導入ハードルは若干高いです。
また、ZoomやWherebyと比べるとかなり画質が低く、ホワイトボードでの授業や、生徒の質問対応が難しい可能性はあります。
○Skype
導入しやすさ:★★
音質・画質 :★★★
接続可能数 :★★★★
通話可能時間:★★★★★
課金の有無 :無
こんな人におすすめ:オンラインでの集団授業や自習室など、中人数の生徒を対象に利用される方。
無料のツールを探している方。
5つ目に紹介するのは、Microsoft社が提供する「Skype」です。
最大の特徴は、なんといっても圧倒的な知名度です。
機能面においても、無料で最大50人までビデオ通話が可能で、画面共有も可能で十分使えます。
ただし、各生徒がアカウント登録やアプリのインストールが必要なことなどを考えると、他のWeb会議ツールに比べて導入ハードルが高いです。
また他のツールに比べて、UIも複雑なので、操作が苦手なご家庭では混乱してしまう可能性があります。
少人数であればWherebyを、大人数であればZoomを使用することをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この自粛ムードはかなり長引くことが予想されるので、あらゆる場合に対応できる「Zoom Pro」を使用されるのをおすすめします。
(ただし、あくまでもセキュリティ面で不安が残ることも頭に入れておいてください。)
個別指導や面談にのみ使用の場合は「Whereby」もおすすめです。
今後もコロナ騒動を乗り切る手助けができるような情報を発信していきたいと思います。
また、Lacicuでも「SAVE THE 学習塾」というプログラムで、オンライン授業導入のサポートを行っております。
学習塾の皆様が、このコロナ騒動を乗り切れるように全力でサポートいたしますので、是非お気軽にご相談ください。