【受験コンパス】インタビューvol.005 成績を上げられないまま拡大したら「害」になってしまう。

【受験コンパス】インタビューvol.005 成績を上げられないまま拡大したら「害」になってしまう。

EIMEI予備校 大学受験部責任者 二神先生

 

Lacicuの渡邊でございます。

今回は第6回目のインタビューです。

 

埼玉県にあります「EIMEI予備校」様にご訪問します。

今年の春から大学受験指導を本格的に開始していますが、高校生専用の自習室を作るなど、高校生指導に力を入れております。

少しでも参考になるお話を聞ければと思います。

 

渡邊「EIMEI予備校の二神先生にお話を伺いたいと思います。二神先生、本日は宜しくお願い致します。」

 

二神「宜しくお願い致します。」

 

 

生徒から求められて人数を増やしても、成績を上げられないまま拡大しては「害」になってしまう。

 

渡邊「早速ですが、受験コンパスを導入するきっかけを教えてください。」

 

二神「これまでも高校生指導は行っていましたが、言葉は悪いのですが先生のマンパワー、といった感じでした。卒業生からのニーズはずっとあったのですが、高校生指導の経験が浅く、どのように指導していくか模索していた、といった感じです。

学習塾として、生徒の成績を上げられないまま拡大してしまったら、それは「害」だと思っています。特に大学受験についてはノウハウがなかったので、外部のサポートを借りたいと考えていました。」

 

渡邊「これまでの指導はどのように行っていたのですか。」

 

二神「科目指導のできる講師がいる科目のみ、対面授業形式での授業を行っていました。高校1・2年生は定期テスト対策が中心となってくるので、カリキュラムと生徒の進度が合わず、ということもありました。

また、科目ごとに質問対応をする時間を設けて、それに答えるという指導も行っていました。」

 

渡邊「大学受験を強化しようと検討する際に、映像授業を選択肢に入れる学習塾様も多いです。そんな中で受験コンパスでの管理型指導に決めた理由は何ですか?」

 

二神「弊社の考え方として、やはりアウトプットの時間をより良いものにして提供したい、という考えがありました。また受験コンパスの説明を聞いた際に、受験生の勉強時間の9割が自習というのに驚きました。

1週間の勉強時間、また受験までの勉強時間の9割に相当する自習をコントロールできなければ、成績を上げることもできず、志望校に合格させることはできない、と思い、管理型指導=受験コンパスの導入を決めました。」

 

 

大学受験部を新たに開設

 

 

渡邊「受験コンパス導入後の貴塾の変化はいかがでしょう。」

 

二神「受験コンパスというツールでの指導という武器を見つけたので、弊社の社長を始めとするメンバーですぐに話し合いを行い、大学受験の面談指導に特化するコースを新設しました。こちらの校舎のすぐそばに高校生専用の自習スペースがあります。日々の面談や授業はそちらで行っております。」

 

渡邊「そちらには先生は常駐しているんですか?」

 

二神「いえ、そこは生徒のみの空間になります。もちろん、防犯カメラもありますし、見回りで来ることもありますが、基本的には生徒が自分でカギを開けて、自分たちで勉強する場所になります。カギは最新の静脈認証システムを採用しているので、先生がいなくても自習室を利用できます。高校生専用の自習室を作り、人数が増えてきたのでシステムや環境によい投資できるようになりました。」

 

渡邊「先生側の変化はありますか?」

 

二神「合格までのルートをしっかりと提示できるので、指導に根拠を持てるようになりました。生徒一人ひとりのカリキュラムを作り、その理由を伝えることができているので、生徒・保護者の納得度も変わってきていると思います。

これからの大学受験では、『自立学習』が重要だと思っているので、その点は講師も勉強しています。

我々としては、生徒に“自律”してもらいたいという想いがあるので、大学受験を通じてそこまで指導しています。

指導スタイルは自立型中心でいきたいですね。」

 

生徒数は約2倍に!売り上げはこれから増やしていく。

 

渡邊「これからの大学受験では、自立学習や管理型指導が増えていきますよね。自習型の指導スタイルでは、“生徒が集まらないのではないか?”“料金を安くしないと来てくれないのでは?”と疑問に持つ学習塾様もいます。

収益面、集客面はいかがですか?」

 

二神「今年度は比較的落ち着いた(笑)金額に設定しているので、収益的なインパクトはそこまでありません。しかし、それでも例年以上にコースの単価は上げましたし、何よりも生徒の申し込みが増えています。

昨年も同様に高校生コースは設定していましたが、一部の生徒しか申し込みがなかった状態でした。今年は力を入れてやっていますし、何より生徒自身がやる気になり、こちらを信頼してくれているので、申し込み数が断然増えましたね。」

 

渡邊「十分なインパクトになっている気がしますが。(笑)」

 

二神「実は、生徒数は昨年度の約2倍になっています。例年、高校生は卒業生が多かったのですが、今年は新規の方の問い合わせも出るようになりました。また、友人紹介も例年以上に増えています。生徒と話をしていて感じますが、指導に対して満足してくれているからこそ、新しい生徒を紹介してくれたと思います。」

 

渡邊「指導はもちろんですが、先生方の気持ちの変化もありそうですね。」

 

二神「それもあると思います。受験コンパスを使うことで、生徒指導もかなり自信を持って行えています。

大手の予備校にも負けない自分たちの強み、をしっかりと面談の場で伝えられています。

大学受験予備校にない強みが、面談を通じた管理する部分だと思いますし、演習量を圧倒的なものにできていることだと思います。

その部分は大手の予備校にも絶対に負けないので、面談でしっかりお伝えし、納得感と期待感を持って入塾してくれます。」

 

渡邊「先生方の気持ちが変わると接し方が変わり、生徒も変わりますよね!他に何か変化やメリットはありましたか?」

 

二神「生徒のやる気が明らかに変わりました。受験コンパスの年間計画表があれば、「これだけやれば、成績上がりますよね!」といった雰囲気で勉強を頑張っています。今までよりも自習に来る回数も時間も増えました。専用の自習室があることも大きいですが、何をすればよいか、がわかっていることが大きいと感じています。

また、これまでは勉強があまり得意ではない生徒をどう引き上げていくのか、という部分で試行錯誤していました。フローチャートを使うことで、苦手な生徒のレベルに合わせたテキストを選択して指導ができるようになります。生徒自身も問題が解けるようになるので、次のレベルに進みやすく、勉強がどんどん進んでいますね。

指導が難しかった生徒も指導できるようになり、幅広いレベルの生徒を指導できるようになりました。」

 

 

試行錯誤を繰り返しています。

 

 

渡邊「ありがとうございます!熱い気持ちが伝わってきました!多くの生徒を指導する上で、工夫している点はありますか?」

 

二神「受験コンパスを導入してから、面談を定期的に行っていますが、面談もいろいろな方法があると思います。現在、受験コンパスを活用したペースメイクを中心とする面談のほかに、新たに『1対1予備校 勉強指導コース』という面談コースを作り、勉強法の指導や質問対応、また志望校の過去問分析を一緒に行っていますが、受験生にはかなり好評です。

その他も、高校生向けのサービスや講座をどんどん増やしているところです。

高校生が増えたことで、これまでは無料でやっていたものを受験コンパスを活用して有料にして、『安かろう、悪かろう』にならないようにしました。また人が足りなくてできなかったことができるようになったり、とメリットが大きいですね。

今年やっていることも来年はさらにブラッシュアップしていきますし、やめるもの、新たに始めるもの、色々考えています。

自塾の考えややりたいことをどんどんやっていきたいと思います!」

 

渡邊「試行錯誤は絶対に必要ですね。来年もまたインタビューに来たいと思います!」

 

二神「是非お待ちしております!」

 

渡邊「本日はありがとうございました。」

 

 

~あとがき~

非常に熱い想いをお持ちの二神先生。

EIMEI予備校という大学受験部の責任者ということで、色々と企画立案、実行を任されています。

売上アップについては意識はしているようでしたが、やはり一番は生徒の成績向上。

一番印象的なのは「成績を上げられなかったら、害になってしまう」という言葉でした。

仰る通り、塾にとって成績向上は至上命題。

なんとなく高等部を進めていては、絶対に成績は上げられません。

何か手を打たなければ、、といったときにこれまでのやり方を変えるのは非常に勇気のいることで、また疲れます。

 

しかし、預かっている生徒をなんとか志望校に合格させたい!成績を上げたい!

という気持ちがあれば、変化には対応できると感じました。

大学入試改革が混沌としている中で、生徒が頼れるのはもしかしたら塾の先生だけかもしれません。

そんな生徒たちにしっかりとした指導をしていけるよう、準備する必要はありますね。

 

来年の春にまたお邪魔して、合格実績や新しい取り組みを聞いてみたいと思います。

二神先生、EIMEI予備校様、誠にありがとうございました!

この記事を書いた人

Lacicu 編集部

教育に関する情報を幅広くお伝えしていきます。

Download 資料ダウンロード

サービス資料やホワイトペーパーの
ダウンロードはこちらから。

View more